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第74回アジア都市建築研究会(第2期第5回)
日本植民地期における韓国・鉄道町の形成とその変容
■ 講師:趙 聖民(滋賀県立大学大学院・博士後期課程)
■ 日時:2008/4/25(金) 17:00〜19:00
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鉄道町は韓半島の海岸・内陸の各要所に形成され、現在韓国の重要都市となっている。こうした鉄道町の形成とその特徴を探ることは、1890年代後半から急速に町の形が変化し近代化してきた韓国の都市の起源を明らかにする一つの重要な手がかりになると考える。
本講演ではまず、韓半島における鉄道町の分布を調べそれらを類型化することによって、韓半島において近代都市の起源の一つとされている鉄道町の特徴を明らかにする。
その中で、軍事・物流を主な目的として形成された三浪津鉄道町、歴史的な観光資源の開発と共に形成された慶州、そして太白山脈の鉱産物の着服のために形成された安東鉄道町の三地区を対象とし、韓国における日本人町の日式住宅の形成及び変容の特徴と韓国の居住空間への影響に関する考察を行う。
近代期に入り西洋住宅と共に韓半島に導入された住宅の形式の中で最も多くの数が建てられたのが、日式住宅である。
特に、近代的な交通手段として敷設された鉄道の各駅を中心に発達してきた鉄道町には、日本人はもちろん多数の韓国人による居住地も同時に形成された。韓国の中でも最も数の多い日本人居住地が形成されたと推定されている鉄道町は、以後も街並・住宅の形式など韓国人に大きな影響を与えたと考えられる。その中でも、日式住宅が植民地の解放以後、韓国人の入居によって起こる様々な空間の変容と現在に至るまで韓国の居住空間に与えた影響を考察する。