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第34回アジア都市建築研究会 ■ 講師:佐藤 洋一 (早稲田大学理工学総合研究センター)
ロシア極東(Russian Far East)とは、歴史的にみれば、帝政ロシアの東進と一体となった伸縮性のある概念で、それが意味する地理的範囲は多様である。今でも、中国東北地方(Manchuria)をその範囲に含め、特にハルビンはロシアが形作った都市だと見なしているロシア人も少なくないように思われる。一方で帝政時代のウラジオストクをはじめとするロシア極東諸都市では、中国人商人が市場を牛耳っており、彼らが都市の経済活動を支えていたという事実がある。こうした中国(人)とロシア(人)との関係を念頭におき、都市骨格の形成と流入者との関連を踏まえて、19世紀半ば以降の帝政ロシアの植民都市(ブラゴベシチェンスク、ハバロフスク、ウラジオストク、ハルビン、大連を予定)における都市形成を概観する。次に各都市内から数地区を選んで現況を紹介し、その空間特性を示して、空間形成の主体と都市間相互の関連について考えてみる。 |
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